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MT FUJI study【TRIHF1203】

試験ステータス:解析中

循環器

登録期間:2012/7/1 から 2014/12/31

研究題目 非代償性心不全で入院し、体液貯留に対してトルバプタン治療を受けた患者に関する多施設共同前向きコホート研究
疾患名 慢性心不全
登録状況 274 / 300
主任研究者 佐藤 直樹
所属 日本医科大学武蔵小杉病院

研究概要

【目的】
本研究の目的は、非代償性心不全により入院し、血清ナトリウム濃度が140 mEq/L未満でトルバプタン以外の利尿薬で解消しない体液貯留のある患者にトルバプタン治療を行った際の臨床経過・予後について前向きに観察することである。またトルバプタンの効果および予後に関連する因子の検討も行う。
【選択規準】
1) 非代償性心不全により入院し、トルバプタン以外の利尿薬で解消しない体液貯留症候が認められ、トルバプタンの投与を予定している
2) 血清ナトリウム濃度が140mEq/L未満である
3) 同意取得時の年齢が20歳以上である
4) 患者本人あるいは代諾者より、本研究に参加することについて文書による同意が得られている
【評価項目】
◆トルバプタン治療の有効性と安全性
・トルバプタン投与前に比較して、投与7日以内における、体重の減少、1日尿量の増加、体液貯留
症候(呼吸困難、頸静脈怒張、下肢浮腫、腹水)の改善度
・トルバプタン投与開始から投与終了後30日以内に観察された有害事象の発生
◆トルバプタン治療後の長期予後
・トルバプタン投与後1年以内の心血管イベントの発生までの期間
・トルバプタン投与後1年以内の心不全悪化による再入院までの期間
・トルバプタン投与後1年以内のあらゆる原因による死亡までの期間
◆探索的な評価項目
・トルバプタンの治療効果に影響を与える関連因子の探索
・トルバプタン治療後の長期予後に関連する因子の探索

研究結果

関連論文

更新履歴

2016年3月19日、第80回日本循環器学会学術集会Late Breaking Clinical Trials/Cohort Studies IV (HF)にて、主任研究者の日本医科大学武蔵小杉病院 佐藤直樹先生よりMT FUJI studyの短期結果の発表がありました。

⇒発表スライドはこちら

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